frame1

今様 Imayo

frame2

今様は今からおよそ800有余年前京の都に大変流行致しました。神楽、催馬楽、田楽等に続いて当時大変今風だったところから「今様」と呼ばれるようになりました。 時の後白河院は世にもまれな今様の熱愛家であられたことは有名です。また梁塵秘抄を集大成されたことは歴史上有名であります。

今様イメージ画像

frame1

白拍子 Shirabyoshi

frame2

白拍子の起源は『平家物語』「祇王」の段に「白拍子のはじまりけることは、むかし鳥羽院の御宇に島の千歳・和歌の舞とて、これら二人が舞ひ出したりけるなり」とあり、鳥羽院の時代としています。服装については、当初、水干に立烏帽子、白鞘巻の太刀を差して舞っていましたが、のちに烏帽子・太刀を除き、水干だけ身につけた、と説明されています。
白拍子の語義は、本来、「歌につけて打つ拍子のこと」、あるいは「管弦の伴奏なしで歌うこと」などを意味したとされますが、転じて その歌舞を行う人自身を指すようになったと考えられます。その芸能の形態は『平家物語』によれば、今様や朗詠を歌った後に、鼓などを伴奏に舞ったとされます。
(写真:中田昭)

白拍子イメージ画像